東日本大震災から52日目、風薫る「べき」五月を迎えた。
昨日、何年ぶりか、太郎たちと多摩川・秋川橋上流に川遊びに出かけた。
山は新緑の季節を控えて萌え、清流は美しかった。
ロミくん(太郎の飼犬)は川水に戯れ、こんな状況でなければ心楽しい五月の川遊びだったはずだ。
しかし、福島第一原発から放出される放射性物質は東日本の大地と海、北半球の大気を汚し続けている、この事実がこの社会の未来を暗く閉ざしている。
広河隆一氏が責任編集する「DAYS JAPAN 5月号」の緊急報告「暴走する原発」からメモする。
広瀬隆氏の報告「福島原発で何が起きているのか」の最初の見開き写真(2011.3.11)が、この原発の惨状をつぶさに伝える。
今回(3.11)の揺れは「最大2,933ガル」
2008年6月14日岩手・宮城内陸地震は史上最大の揺れ4,022ガルを記録
今回(3.11)の津波の高さは15メートル、遡上高さ20メートル(4月5日現在判明している限り)
明治三陸地震の津波の高さは38メートル
原発の設計者である日立・東芝・三菱の技術者たちを、東電はすぐに招集しなかった。
(具体的な構造を知らない者が当初の対策立案を担った)
テレビの責任の大きさ
コメンテーターに、原子力の推進者、今回の事故の責任者が多数出てきている
3月15日の静岡の地震(静岡県東部が震源、富士宮市で最大震度6強)の意味
1633年寛永小田原自身に始まる(75年の)周期性のある地震
・・・最後は1923年の関東大震災
広瀬隆氏の『原子炉時限爆弾』(ダイヤモンド社、2009年4月)による浜岡原発の危険指摘
私(千葉)は、今回のような事態では、水や食料よりも、まず正確な情報が大切と確信しています。
今、政府・電力業界・マスコミが皆、事態の巨大さの前に狼狽え、市民の力を信頼することもできず、保身に走っていることに限りない情けなさを覚えます。
一方、市民社会には城南信用金庫の「脱原発宣言」のように、正気の論を唱える方たちもたくさん出てきています。
私どもも、希望を取り戻すために、力の限り努めていくことを重ねて表明致します。
【以下、続く】
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